2024.12.28
屋内つばき園で開花中のツバキ「岬卜伴(Misaki-bokuhan)」「夢(Yume)」(12月27日撮影)
■るるパーク(大分農業文化公園)は年末年始12月29日~1月3日まで休園します■
おはようございます。令和6年12月27日(金)、大分県杵築市・るるパークはまもなく10時に開園します。今年最後の開園日です。
昨日に続いて屋内つばき園で開花しているツバキを紹介します。
▼岬卜伴(Misahi-bokuhan)花びらの赤と雄しべの白のコントラストに注目!1輪だけ開花していました。
▼夢(Yume)寒椿と中国の原種ツバキの種間雑種
年末年始にぴったりな品種(紅白カラー&品種名)を選んでみました。ご来園の際は屋内つばき園に足を運んでくださいね。もちろん無料で鑑賞できます。
■ツバキの鑑賞について
ツバキは「多様性の花」です。咲く時期は秋から咲き始めるもの、真冬に咲くもの、3月に入り暖かくなってから咲くもの、4月にようやく咲くもの(冬の花という印象が強いようですが、開花最盛期は3月です)。花のサイズは小指の先ほどの小さな花から直径15センチ以上の花。花の形はスタンダードなものからバラのようなもの、これがツバキ?と思うようなもの。実に多彩です。
サクラ(ソメイヨシノ)のように短期間で一気に咲き一気に散る花ではなく、長い期間にわたり楽しめる性質の花です。「〇分咲き」や「満開」という概念はなく、ゆるゆると咲き続けます。
常緑樹で艶やかな葉があるため木全体が赤やピンクの花色に染まることはありません。木自体はとても丈夫ですが花はとても繊細で、特に屋外のツバキは雨や霜や雪、蜜に集まってくる鳥や昆虫の影響で大変傷みやすいです。
これらのことからツバキを見慣れていない方は「咲いていない」「花が傷んでいる」と仰いますが、植物そのものの特性や自然の影響等を素直に受け止め、その上で一輪との出会いを楽しむ種類の花だとご承知ください。