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2022.03.12

屋外つばき園は近年まれにみる開花の遅さ…現在咲いているのは400品種中15品種!(>_<)

昨日(令和4年3月11日)14時半頃、屋外つばき園の開花チェックに行ってきました。「3月に入って暖かい日が続いているし開花がすすんでるはず…!」とウキウキしていたのですが…約400品種ある中で咲いていたのはまさかの15品種程度…近年まれにみる開花の遅さに衝撃を受けています。

咲いている品種も冬咲きの品種だったり春咲きの品種だったり、法則が見いだせない咲き方をしています。

屋外つばき園の散策はもうしばらく先がおすすめです。今はつばき園ではなく、その先の「花木園」で開花するウメをおすすめします。

画像はこんな状況でも健気に咲いている「草紙洗(そうしあらい)」。江戸時代からある古典品種です。

屋外つばき園の「宇佐椿」のそばにある樹洞(じゅどう・木のうろのこと)にはミミズクちゃんがいます。

本物のミミズクではありませんが公園スタッフの遊び心(^^) 探してみてくださいね。

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大分農業文化公園では2月19日から「椿まつり」を開催していますが、よく「花が咲いていない」というお声をいただきます。身近にある花木すぎて、その特性があまり知られていないのかもしれません。

 

ツバキは「多様性の花」です。咲く時期は秋から咲き始めるもの、真冬に咲くもの、3月に入り暖かくなってから咲くもの、4月にようやく咲くもの(冬の花という印象が強いようですが、開花最盛期は3月です)。花のサイズは小指の先ほどの小さな花から直径15センチ以上の花。花の形はスタンダードなものからバラのようなもの、これがツバキ?と思うようなもの。実に多彩です。

 

ツバキはサクラ(ソメイヨシノ)のように短期間で一気に咲き一気に散る花ではなく、長い期間にわたり楽しめる性質の花です。「〇分咲き」「満開」という概念がなく、ゆるゆると咲き続けます。常緑樹で艶やかな葉があるため、木全体が赤やピンクの花色に染まることはありません。
また、ツバキは木自体はとても丈夫ですが花はとても繊細です。特に屋外のツバキは雨や霜や雪、蜜に集まってくる鳥や昆虫の影響で花が大変傷みやすいです。
これらのことからツバキを見慣れていないほとんどの方は「咲いていない」「花が傷んでいる」と仰いますが、植物そのものの特性や自然の影響等をあるがままに受け止め、その上で一輪との出会いを楽しむ種類の花だとご承知ください。

 

<屋内つばき園>
約100品種100本のツバキが楽しめます。図鑑に載っているような傷みの少ない美しい花が楽しめるのがポイント。

3月11日(金)現在、約40品種が開花、見ごろです。(見ごろ終わりの気配も感じます)

※屋内つばき園は加温していませんが、屋外つばき園よりも少し早めに開花します。

※100品種が一斉に咲くタイミングはありません。

 

<屋外つばき園>
約400品種1000本のツバキが4月上旬まで楽しめます。多くの品種が咲く3月中下旬は特におすすめです。

3月11日(金)現在、ほとんどがつぼみです。約400品種ある中で咲いているのは15品種程度、近年まれにみる開花の遅さです。

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